Diamond Age
ニール・スチーブンソンの『ダイヤモンド・エイジ』（日暮雅通訳,早川書房,2006)。個人的に大好きなSF小説です。雑多な感じのする近未来で、最新のテクノロジーが詰まった教育用絵本によって成長する女の子たちのお話です（説明が難しい）。 SF作品には何かしら「欲しい！」と思わせるガジェットが出てきますが、この作品の「若き淑女のための絵入り初等読本」はまさにそれ。持ち主の知的レベルに合わせたコンテンツを生成して教育するハードウェアで、読者との関係が千変万化する夢の本です。 雰囲気的にはiPad用の動く絵本がイメージに近く、あれがこのまま進化したらこうなるのかなあという感じ。でもそのためにはハードだけでなくコンテンツの進化が必要そうです。
Bouken Erekitetou
鶴田謙二氏の新刊、『冒険エレキテ島 1』（講談社,2011)。えれきてとう？えれきてじま？と思ったら巻末に「えれきてとう」とあった。１とあるけど２は当分でないのであろう...。 中身は航空便を営む三つ編の女性が伝説の島を探す、といった内容。主人公の相棒には黒白ネコの「エンデバー」。どちらかというとおっさん顔のネコで、かわいい！という感じではない。だけどコマのどこかに潜んでいて、寝てたり、主人公の匂いを嗅いでいたり、ゴロゴロしてたりと表情が豊か。 というわけでネコ出てくる漫画としても面白いエレキテ島。カバーのはじっこにもネコが隠れているぞ！
Honourable Cat
ポール・ギャリコの「Honourable Cat」（Paul Gallico, 1989)。中古品でカバーなし。はるばる英国からやってきました。邦訳版はない模様。 ポール・ギャリコは「猫語の教科書」でもおなじみの猫好き脚本家。Honourable Catは片面が写真、片面が詩のスタイルの写真集みたいな感じです。ただ英語が口語なのか何なのかちらほら意味がとれないところが。しかし写真の可愛さがそれを補って余りある感じ。 ちなみに写真は「Osamu Nishikawa」とあり、どうやら日本に縁がありそうな人。写真の一部には座布団と障子と猫、みたいなものもある。気になって調べてみたところ、写真家・料理人・画家という西川治さんを発見。しかしサイトの出版一覧に載ってない...。 うーん、というところで西川さんのサイトのアドレスを見ると、miao.jpではないか！猫の写真集も出しておられるようだし、相当の猫好きの予感。この人で正解なのか...。
Willcom 03 -> WX01K
2年ぶりに携帯を機種変更しました。前機種はWillcom03、新機種はWX01Kという京セラのガラケー的モデル。ずっとウィンドウズモバイルだったのでこのタイプは久しぶり。 いいところは軽いのとバッテリーの持ち。連続通話11時間は現行で最長らしい。あとレスポンスも早めなのでストレスないです。 よくないところは二つ折りを開く時に引っかかる所がないので開けにくいところ、あとアイコンカスタマイズしたいのに透過画像使えないところ。 世はiPhone4Sだそうですが、電話とメールしか求めてないのでうちには不要！Siriなんて、うらやましくなんてないんだからねっ！